iPad版クリスタ【3Dデッサン人形】移動マニピュレータの操作方法を確認しよう
CLIP STUDIO PAINTの「移動マニピュレータ」はデッサン人形などの3D素材の上部に表示されるメニューです。素材の位置調整や角度調整に使います。
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「移動マニピュレータ」のツールメニュー
移動マニピュレータを操作するときは、ツールのアイコンを一度タップしてグレーになった状態で画面内の余白をドラッグすることで操作できます。あるいはアイコンを押しながらグリグリ動かす(アイコンが黄色くなります)ことでも操作できます。
移動マニピュレータには9つのツールがあり、左の3つがカメラの操作に使うもの、右の6つが素材の操作に使うものです。左から順番に動作を確認していきましょう。
①カメラの回転
一番左のアイコンをタップしながらグリグリ回すと、3Dレイヤーのカメラを上下左右に回転させることができます。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでもカメラを回転できます。
②カメラの平行移動
左から2番目のアイコンをタップしながら上下左右に動かすと、3Dレイヤーのカメラを平行移動させることができます。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでも移動できます。
③カメラの前後移動
左から3番目のアイコンをタップしながら上下に動かすと、3Dレイヤーのカメラを前後に移動させることができます。上にドラッグで遠くに、下にドラッグで近くに来ます。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでも移動できます。
④素材の平面移動
左から4番目のアイコンをタップしながら動かすと、素材を上下左右に移動させることができます。②の平行移動と違うのは、床は固定されたままで素材だけが移動している点です。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでも素材を移動できます。
⑤素材の視点回転
左から5番目のアイコンをタップしながら動かすと、素材を回転させることができます。ドラッグする方向によって回転する方向が変わり、横方向にドラッグするとアイコンが黄緑色になって横回転します。
続いて、縦方向にドラッグするとアイコンが赤色になって縦回転します。
その他の方向(斜めなど)にドラッグすると、任意の方向に回転します。
⑥素材の平面回転
右から4番目のアイコンをタップしながら動かすと、素材を360度回転させることができます。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでも素材を回転できます。
⑦3D空間基準の素材の回転
右から3番目のアイコンをタップしながら動かすと、3D空間に対して素材を横方向に回転させることができます。キャンバス内の余白部分をドラッグすることでも素材を回転できます。
⑧素材の吸着移動
右から2番目のアイコンをタップしながら動かすと、3D空間の床に吸着して移動させることができます。足が地面に着いた状態で配置する場所を移動できます。
キャンバスを拡大した状態でやると視界から素材が消えてしまってやりづらかったので、キャンバスが全部見える状態で操作するとやりやすかったです。
⑨3Dモデルにスナップ/スナップ解除
Ver.1.11.6から追加されたスナップ機能です。タップすると磁石のアイコンに稲妻マークが付いたり消えたりします。稲妻マークが付いた状態(スナップONの状態)だと、3D素材の回転角度を指定した角度を保って回転できたり、他の3D素材と並びが合うように移動できたりします。回転時に目盛りが表示されてカクカクっと動いていたのは、このスナップ機能によるものです。
稲妻マークが消えた状態(スナップOFFの状態)だとスナップが解除され、角度を保った回転が解除されます。
スナップの角度はサブツールの詳細設定→操作の項目内から、任意の角度を決めることもできます(回転スナップ角)。デフォルトでは5度になっています。
まずは実際に動かしてカメラと素材の操作に慣れていこう
以上、「移動マニピュレータ」の操作説明でした。見るよりも実際に操作してみたほうがより理解できると思います。まずは私のように操作に慣れるところから始めてみましょう!
もうひとつのツールメニューの「オブジェクトランチャー」の操作説明はこちらの記事で紹介しています。合わせてお読みください。
iPad版クリスタ【3Dデッサン人形】オブジェクトランチャーの操作方法を確認しよう
クリスタ3Dデッサン人形の各ツールの意味と使い方に関する本記事はこちら。