「感想を貰えないから自分の作った本はダメだったんだ…」と考えて、ネガティブな思考に陥るとどんどん深みにハマってしまいますし自信も喪失してしまいます。感想を貰えないことと、自分の作品には価値がないことをイコールと捉えないようにしましょう。自分を責めないでくださいね。作品を作り生せるあなたは凄いんですから！

同人誌を作るのはとても大変なこと

作ったことのある方なら分かると思いますが、同人誌を作るのってものすご〜〜〜〜く大変です。締切に間に合わないとか、途中で挫折してしまう人も多い中、完成させてイベントで頒布できるのは本当に凄いです。描きたいテーマが浮かんできたら、プロットを組み立てて、ネームを切って、下書きをして、コマを割って、ペン入れをして、セリフを入れて、トーンを貼って、本の仕様を検討して、見積もりをして、印刷所に入稿して……一体どれだけの工程を経ているんだろう？って思います。これをほぼ一人で、しかも仕事をしながらやってのける働く原稿戦士たちには、頭が上がりません。

そんな努力の結晶たる完成した本を手に取った時、大きな達成感を感じませんか？締め切り前はネガティブな気持ちにもなったりもしますが、納品されたダンボールを開けた瞬間って、めちゃくちゃ嬉しくなりませんか？私はいつも刷り上がった本を開いて、インクの匂いをかいでる時が一番ニコニコしています（推し印刷所のインクの匂いが大好きで…）。原稿中のネガティブな気持ちはどこへやら、といった感じで完成したことに心躍ってます。

本を作り上げたこと、それ自体をもっと自画自賛して！

他者からの感想は欲しいかもしれませんが、何よりもまずは「本を完成させた自分を褒めまくってあげること」だと思います。自画自賛しましょう！0から1を生み出せるのってめちゃくちゃすごいことで、誰にでもできることじゃないです。

何よりも、この本を一番読みたかったのはきっと自分自身です。そして印刷された本を手にしたときの嬉しい気持ちをい〜っぱい思い返して、自分を褒めて、生みだした作品を愛してあげてくださいね。